目次
モンテカルロ法のいろはを教えよう…
カジノで使える戦略的な賭け方
ギャンブルを嗜む読者のみなさん、こんにちは。
ランドカジノ・オンラインカジノを問わず、カジノでよく使われる賭け方は数多くある。
マーチンゲール法やパーレー法など、単純に賭け額を増やし続ける賭け方は、多くのカジノ好きによって実践されている賭け方だろう。
そんなカジノでよく使われている賭け方の一つに「モンテカルロ法」と呼ばれるものがある。カジノ好きなら一度は聞いたことがある賭け方だろう。
モンテカルロ法とは、簡単な数列を使って次のラウンドの賭け額を決める賭け方だ。カジノ以外にも、投資や経済の世界でもよく利用されているモンテカルロ法だが、その厳かなイメージゆえ小難しく感じてしまいがちであるのも事実だ。
しかし!カジノの賭け方に応用するだけなら、難しい理屈を理解する必要がないのがモンテカルロ法。今回の記事では、意外と使いやすく賭け方の一つとして実践してみたいモンテカルロ法を徹底解説していく。ということで、
今回の記事でわかるのはこんなことだ。
前置きはここまでだ。
これさえ読めば、【モンテカルロ法】をバッチリ理解できるはずだ。
【モンテカルロ法】とは
それでは始めに、モンテカルロ法とその使い方の概要を説明しよう。
モンテカルロ法とは、一説によるとその賭け方によってあるカジノが潰されたとも言われる、とても効率的かつ戦略的な賭け方である。
(モンテカルロ法という名前はモナコ公国のモンテカルロから由来しているが、なぜモンテカルロ法と呼ばれているかについてはあまり明らかになっていないそうだ。)
モンテカルロ法の使い方
モンテカルロ法のカジノでの使い方については、数列を使って賭け額を決めていく。これだけだ。
数列を使うなんて言うと、ややこしくてとっつきにくい印象を与えるかもしれないが、少しだけ辛抱して聞いてほしい。意外と簡単に実践できるということがわかるはずだ。
なお、モンテカルロ法を使う際は配当額が3倍になるゲームを選択しよう。例えばルーレットのコラムベットやダズンベットが配当額3倍のゲームに相当する。この理由については後述する。
①まずは1ユニットあたりの金額を設定しよう。「1ユニット」というのは、賭けをするにあたってのベースとなる賭け額だ。
②次に数列を作る。最初は1ユニット分の賭け額・2ユニット分の賭け額・3ユニット分の賭け額という、3つのセットの数字から組み合わさる数列を作る。
(例: 1ユニットが$2の場合の数列→【2・4・6】)
③数列の両端の数字を足した数をベット額に設定する。
(【2・4・6】の数列の場合、2+6=$8)
④―①賭けに勝てば数列の両端から2つずつ数字を消していく。
数列上の数字が全て消えてしまった場合、あるいは1つの数字しか残らなかった場合は1セット終了となる。1セットが終了したら、初めの賭け額、つまり数列上の数字が3つの時の賭け額に戻す。
(勝った場合:【2・4・6】→1セット終了)
④-②賭けに負けた場合には、直前のラウンドの賭け額を数列の右端に加える。
そして次のラウンドでは③の手順に戻り、両端の数字を足した数をベット額に設定する。
(負けた場合: 【2・4・6・8】→次のラウンドのベット額は$10)
負けが続けば続くほど数列上の数字が多くなるが、1度勝てば4つの数字が消える。プレイヤーのゴールは1セットを終了させ利益を出すことである。
さて、配当額3倍のゲームを選ぶ理由はここに隠されている。配当額3倍のゲームのほとんどは、勝率が3割のゲームだ。
つまり、単純な確率的には3回に1度は勝つことができる計算になる。常に3回に一度勝つことができれば、3ラウンドに1度は1セットを終わらせることができ、比較的安定した利益を出すことができるというわけだ。
モンテカルロ法の使い方については、【モンテカルロ法をシュミレーションで理解しよう】の項目でも実際の例をもとに説明するのでこうご期待あれ。
モンテカルロ法の長所・短所とは?
それでは次に、モンテカルロ法を使うにあたっての長所と短所をまとめておこう。
先に述べた部分と重複する部分もあるが、以上がモンテカルロ法の長所と短所である。
長期的に見れば利益が出る可能性が高いので、コツコツと利益を積み上げたいという人には向いている戦略だ。反対に、とにかく一発の勝利で爆発的な配当を得たいという時には不向きな戦略といえるだろう。
また、利益が出るラインを簡単に見極められるという点も長所である。ギャンブルをしているとついつい熱くなってしまい、ある時点での収支状況を把握できないということはないだろうか?
カジノでのギャンブルにおいて、これは非常に良くないのだ。ハウスエッジという概念を耳にしたことがあるだろうが、長期的に見ればカジノがいくらか儲けるように確率や配当が設定されている。どんなに高い還元率でも必ず100%を下回るのは、長期的に見ればカジノ側が利益を上げるようになっているということだ。
そのような環境でギャンブルをしているのなら、利益を出して止めるタイミング、そして損切りのタイミングだ。1セットが終了した時点で固定額が利益として出るモンテカルロ法では、収支状況を把握するのが非常に簡単なのである。
モンテカルロ法の短所を挙げるとすれば、慣れるまでは紙などに数列を記入しながらプレイする必要があるということだろう。厳密には「必要がある」わけではないが、何度負けた時点でいくらの額を賭けなければいけないのかというのを把握するのは、慣れないうちは大変に感じるはずだ。その中に勝ちラウンドも含まれていれば、数列を整えるのに頭を使うのは言わずもがなである。
しかし、紙に数列を記入さえすれば、そしてこの作業に慣れさえすればモンテカルロ法はリスクが少なくとても優秀な戦略法といえる。
数列を記入するのが手間というだけで諦めてしまうには、あまりにもったいないということを覚えておこう。
モンテカルロ法をシュミレーションで理解しよう
それでは最後に、モンテカルロ法の使い方をシュミレーションで理解してみよう。
実際の例を見ればモンテカルロ法に対する理解も一層高まるはずだ。
なお、1ユニットの額は3$として想定する。プレイするゲームはルーレット、賭け方はダズンベットのうちの1つを選択する。
ラウンド | 勝敗 | 数列 | 賭け額(合計収支) |
---|---|---|---|
1R | 負け | 3・6・9 | $12(-12) |
2R | 負け | 3・6・9・12 | $15(-27) |
3R | 負け | 3・6・9・12・15 | $18(-45) |
4R | 負け | 3・6・9・12・15・18 | $21(-66) |
5R | 勝ち | 3・6・9・12・15・18・21 | $24(-18) |
6R | 勝ち | 3・6・9・12・15・18・21 →1セット終了 |
$24(+30) |
7R | 勝ち | 3・6・9 | $12(+66) |
負けているラウンドの次のラウンドでは、数列に新たな数字が1つ加わっており、賭け額が上がっていることがわかるだろう。
そして6R目で勝利を収めたあと、数列上の数字が全て消えたタイミングでようやく収支がプラスになっていることがわかる。
このように、とにかく数列上にある数字を減らせば減らすほど利益が出るのがモンテカルロ法だ。最初は手間に感じるかもしれないが、慣れてくれば数字を消すのが楽しくなってくるはずだ。
【モンテカルロ法】/総括
今回の記事ではモンテカルロ法のいろはを紐解いたが、いかがであっただっただろうか。記事の冒頭で述べたとおり、数列を使う戦略法といってもさほど複雑ではないということがわかったはずだ。
長期的にプレイして、コツコツと配当を増やし続けたいのならぜひオンラインカジノで試してみよう。その際は、紙とペンを忘れずに。そして損切りをするラインの設定と、テーブルのベット上限額と照らし合わせてあと何回負けることができるのかを常に頭にいれておこう。
なお、本サイトではモンテカルロ法以外にもカジノならではの賭け方を複数紹介している。
このページと併せて、パーレー法という勝ち分をどんどん積み重ねる賭け方を解説したページも併せて読みたいところだ。
賭け方以外にも、テーブルゲームの攻略法が知りたいという人は【テーブルゲーム虎の巻】をぜひ覗いてみてほしい。
私の知識が、少しでもプレイヤーたちの助けになると幸いだ。
それでは、お互いの健闘を祈る。